入居者紹介「Gorai’インタビュー」vol.53
有冨 淳一さん
【プログラム開発、Web制作】
バブル期を経験の後、夫婦で創業。
山口県防府市生まれ。4歳の時、父の転勤で広島へ。
広島大学を卒業後、システム会社に就職したのは1980年代。
大企業の研究所向けに、太陽光発電やロケット製作に関わるシステム開発にも関わったという。
職場恋愛で1983年に結婚し、バブル全盛期の1988年には、仲間と共に4人でシステム会社を立ち上げた。
時代も後押しとなり、仕事は絶好調。バブルが弾けた後に社長を引き継いたが、顧客に恵まれ苦労はなかった。
しかしそんな中、疲れが出たのか気力を無くし、一年間休養。
その後2008年に、立ち直って、プログラマーの妻と二人で新たな会社を設立。それが、合同会社アンサズである。
起業から12年半。
現在は、行政関連の基幹システムや、土木系システム開発を手掛けた社員を加え、各種システムの保守を行うほか、大手デパートのオンラインショップのメンテナンスやWeb制作なども担当している。
囲碁の腕は6段。普及にも貢献。
囲碁の腕は6段という有冨さん。
中学生になった頃に、父に習ったのがきっかけだが、中2の頃には本気で学び、高校生になると毎週日曜日は師匠の元で学んで、大学では囲碁部に所属した。
社会人になってからは、同好会に所属し、公民館などで楽しく打つ一方で、大会に出ることもしばしば。新聞社が主催するアマチュア棋戦で県代表に選ばれた時の写真は、今でも碁会所に飾られている。
囲碁は、気が散ると負けるそう。
「頭を使うので、周囲を忘れられる」
と、有冨さん。
日本棋院 広島本部に所属し、フラワーフェスティバルの会場で指導碁のお手伝いをするなど、普及にも努める有冨さん。
「普及功労賞」も受賞した。
大学の囲碁部の同窓会では幹事も務め、同窓生とは40年来のつきあい。
「囲碁仲間はみんな、いい人」
と、有冨さんの顔がほころぶ。
これからのこと。
現在65歳の有冨さん。
囲碁のほか、これからは、好きなSF小説を読んだり、クラシック音楽を聴いたりして、プライベートも楽しみたい。
「夫婦喧嘩は、したことがない」
という仲睦まじい奥さまと、長らく旅行もしていなかったが、
近々、2人でゆっくり温泉にでも行ことう思っている。
仕事においては、実は最近、実務の「終活」を考え始めていて、
自分にしかできない仕事を、社員に引き継ぐ準備をしているところ。
しかし一方で、
「自分が居なくなると困る方がいらっしゃるうちは辞められない」
と、有冨さん。
人生100年時代。定年の無い”起業家”の仕事を、ご自身のペースで、存分に満喫していただきたい。
インタビュアー : (株)ソアラサービス 代表取締役社長 牛来 千鶴
掲載日:2020年10月15日
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