入居者紹介「Gorai’インタビュー」vol.64
山之内 暁子さん
【公認会計士(CFO代行、財務コンサルティング、エグゼクティブコーチング)】
高校の頃、職業事典を見て目指した公認会計士の仕事。
出身は岡山県玉野市。母は専業主婦だった。子どもの頃から、
「仕事をするなら専門職の方がいい」
と思っていたという山之内さん。
公認会計士という仕事は、高校生の頃に職業事典を見て知った。
自分は文系だけど数字は嫌いではない。また、
「会計士になれば、いろんな会社に行けて面白そう」
と、その道を決めたのだという。
大阪大学経済学部経営学科に進み、卒業後は大手監査法人の
広島事務所で主に会計監査と内部統制監査に従事した。
公認会計士として23年の経験を積んだが、
「もう昭和の時代ではない。60歳で引退する人生を歩むより、もっと別なことを」
と2020年7月に退職。税理士登録をし、税理士事務所での補助の仕事やコーチングスクールのアシスタント活動などで知見を広げ、
「中小企業の社長の相談相手になろう」
との思いで、2021年12月ソアラビジネスポートにてあかつきパートナーズ合同会社を設立した。
会計・財務の専門知識とコーチングの手法を組み合わせて。
あかつきパートナーズ合同会社の事業は、主に3つの柱から成る。
①財務顧問(CFO代行)
専門家を活用して損益やキャッシュフローの改善をしたい、財務管理資料の作成を外注したい、定期的に相談がしたい中小・ベンチャー企業の経営者向け。
・社長との面談、ミーティング出席(回数、頻度は応相談)
・事業計画、予算作成の支援
・管理会計(財務分析、予算実績管理)や資金繰りの月次資料作成
➁財務顧問(財務コンサルティング)
定期的に決算数値のチェックを受けながら、相談もしたい中小企業経営者や小規模事業者向け。
・社長との面談(原則として月1回、隔月、四半期毎も可)
・試算表に基づく財務分析
③エグゼクティブコーチング
やるべきことを整理し、目標を明確にして行動を加速させたい経営者、管理者向けのパーソナルコーチング(ズーム利用)。
①から③までのいずれのサービスも、面談にコーチングの手法を活用するのが同社の特徴。また、山之内公認会計士事務所は経営革新等支援機関に認定されており、補助金申請や事業計画策定、融資支援を単発でも請ける。
経営者の伴走者として、共に課題解決し基盤をつくる。
学生時代からオーケストラでコントラバスを演奏してきたという山之内さん。オーケストラ全体の響きを支え、メロディーの奏者が演奏しやすくサポートして音楽を前に進めるコントラバスのように、
「伴奏者となって、経営者がやりたいことを安心して進められるよう土台を整え、より輝けるようサポートしたい」
また、経営は小手先ではなく、
「基礎をつくることが大事」
と山之内さん。
例えば、節税にこだわって余計な経費を使うのは本末転倒であり、
「意味あるお金の使い方をすべき」
と言う。更なる価値をつくるために人の教育など将来への投資をすることはその一つで、お金を貯めて財務体質を健全にしていくために、経営者の相談相手となり、課題解決の方法を共に考える。
大事になって駆け込んで来られては打つ手がないこともある。
「かかりつけのお医者さんだと思って平素から相談してほしい」
と、あたたかい眼差しで語る。
インタビュアー : (株)ソアラサービス 代表取締役社長 牛来 千鶴
掲載日:2022年8月9日
~ 山之内さんへの取材後インタビュー ~
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